ペンダント照明/ Pendant Lighting
構造美が映える照明器具です。
細い鋼線で内外2重の層を作り、その間を三角形の樹脂パーツで繋いだ構造体となっています。
鋼線のみでは形が定まらず、手に負えないゆるキャラさながらのシルエットですが、
鋼線の交点を結ぶ三角形一つひとつのサイズを導き、規則性を持って結びつける事により、
全体が引っ張り合い、結果、球体となり張りのある形となります。
部材の構成は、2D上では計り知れない部分ばかり。
フルオーダーの極みと言ってしまいたい程に、長さ、角度、形、順序の全てを、
アナログ作業で現物を作っては検証の繰り返し、経験と知恵、想像力、
制作メンバーとの試行錯誤の賜物となっています。
中心に光が灯されると、規則的に配置されたパーツを光が通り抜け、
壁面一面にカラフルな影がひろがり、別世界を演出しています。
ubushinaといえば伝統工芸。というイメージをお持ちいただいているかと思います。
もちろん、その筋のエレメントは溢れていますが、こういった、手と頭をフル回転させ
創意工夫しながらつくりあげるプロジェクトも、ubushinaらしさのひとつです。