切子には、瑠璃色や赤色などの色被せガラスがあります。
吹きガラスで透明のベースをつくり、その上に瑠璃や赤などの層を重ねて下地のガラスはつくられます。
色ガラスの面をカットすることで、透明なガラスが出てきて、柄が強調されていきます。
「板ガラスで色被せガラスはないんですか?」という問い合わせをいただくことがあります。
内装材として、平面に切子ガラス!ステキですよね。
では、どのように色の層がある、板ガラスを作るのでしょうか?
吹きガラスで下地のガラスを製作するとお伝えしましたが、板ガラスも同様の制作方法からつくられます。
つまり、立体のガラスを平面の板ガラスにするということです。
この行程はとても大変でして、まず、円筒状の花瓶のようなガラスを吹き、底をカットして筒状態にします。筒状の面を縦にカットし、熱を加えながら平に開いていき、板ガラスにしていくのです。
色被せ板ガラスの制作方法には、かなりの技術も必要ですし、時間と労力もかかります。どうにか代用できるものはないだろうか?と思い、探していたところ、とても良い材料で代用することが出来ました。
それが今回ご紹介するサンプルです。
さて、どんなガラスで製作しているでしょうか?
他にもカラフルな色もあり、新しい切子の表現ができるかもしれません。
ご興味ある方は、是非お問い合わせください!